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「第一章 出逢い」
~001話 今でも覚えていますか?~
あの時、僕がもっと勇気を出していれば
あの時、僕がもっと言葉にしていれば
あの時、僕にもっと自信があれば
変わっていたのかもしれない
キミと僕との関係は。
今は何をしていますか?
結婚して子どもができたって話を耳にしました
高校の頃のあれはなんだったんだろう
いつも考えてしまいます
楽しかった。でもせつなかった。
恋ってこんなにも・・・
キミは今でも覚えてますか???
2000年4月、僕(翔太)は高校生になって初めて制服を着た。
あれから1年。部活動に明け暮れていた。
部活はサッカー部。先輩後輩の上下関係が厳しいし、強くもないのに遅くまで練習。
休みもほとんどなかった。
だから1年生の頃は部活以外の友達と遊んだことがほとんどなかった。
そして、2001年4月。。。
ここから僕の人生は大きく変わり始めるのです。
高校2年生になった初日。
僕(翔太)はクラス発表が楽しみで少し早く学校にいった。
まだほとんど人がいない。
そして恐る恐るクラス発表を見てみた。
・
・
・
・・・知ってる人ほとんどいない。
サッカー部の奴も一人いたけど、あんまり仲が良い奴ではなかった。女の子は半分くらい1年生と同じ。
可愛い子もいないしなーと思っていた。
このクラス編成にはショックを受けた。
あんなに春休み楽しみにしてたのに、一瞬にして終わった気分だ。
とはいってもどうしようもないので、仕方なく席に着いた。
5分くらいたったのだろうか?
サッカー部で唯一同じクラスの敬が「翔太おはよう!!同じクラスだな。宜しく」
翔太「おう。おはよう!!サッカー部はうちらだけだね」
敬「そうだな。まぁいいんじゃんか。それよりさ、可愛い奴いるかな?}
翔太「しらねーよ。自分で探してくれば」
敬「おう。じゃまた」
といって違う友達のところにいってしまった。やっぱり敬とはあんまり仲良くできそうもない。
そんなこんなしてると、だんだんと人が集まってきた。
~キーンコーンカーンコーン~
先生「おはよう!!私が担任の新井だ。よろしく」
朝のHRが始まった。
先生「・・・ではこれから1年間宜しくな。1時間目はRHRだからみんなで自己紹介とかするぞ」
生徒「え~めんどくせー」
先生「なんかかんがえておけよ。じゃ、朝のHRおわり」
後ろから声がかかった。
「おはよう。よろしくね。俺は正也いうから。」
翔太「おはよう。よろしくね」
正也「去年、体育一緒だったしょ?覚えてねー?」
翔太「あ、見たことはある(笑」
正也「だよね。話したことないもんな。まぁ席も後ろだし、よろしくね」
翔太「うん、宜しく」
そう、この正也が今後の重要パーソンになってくるなんて思いもしなかった。
ちなみに、正也は神が短髪でアッサリ顔。中学まではバレー部だったけど、高校は帰宅部。
普通な感じの高校生だ。
第2話に続く。
~
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