2011年10月5日水曜日

高校の頃の思い出001話(ゲイ小説)

-男好きの方のためのサイトです。興味がある方、もしくはご理解いただける方のみご覧ください。基本的にはゲイ・バイセクシャル・ホモ・ビアンの方のみです。-

「第一章 出逢い」
~001話 今でも覚えていますか?~


あの時、僕がもっと勇気を出していれば
あの時、僕がもっと言葉にしていれば
あの時、僕にもっと自信があれば

変わっていたのかもしれない
キミと僕との関係は。

今は何をしていますか?
結婚して子どもができたって話を耳にしました


高校の頃のあれはなんだったんだろう
いつも考えてしまいます


楽しかった。でもせつなかった。
恋ってこんなにも・・・

キミは今でも覚えてますか???



2000年4月、僕(翔太)は高校生になって初めて制服を着た。
あれから1年。部活動に明け暮れていた。
部活はサッカー部。先輩後輩の上下関係が厳しいし、強くもないのに遅くまで練習。
休みもほとんどなかった。
だから1年生の頃は部活以外の友達と遊んだことがほとんどなかった。


そして、2001年4月。。。
ここから僕の人生は大きく変わり始めるのです。




高校2年生になった初日。
僕(翔太)はクラス発表が楽しみで少し早く学校にいった。

まだほとんど人がいない。


そして恐る恐るクラス発表を見てみた。



・・・知ってる人ほとんどいない。

サッカー部の奴も一人いたけど、あんまり仲が良い奴ではなかった。女の子は半分くらい1年生と同じ。
可愛い子もいないしなーと思っていた。

このクラス編成にはショックを受けた。
あんなに春休み楽しみにしてたのに、一瞬にして終わった気分だ。


とはいってもどうしようもないので、仕方なく席に着いた。
5分くらいたったのだろうか?
サッカー部で唯一同じクラスの敬が「翔太おはよう!!同じクラスだな。宜しく」
翔太「おう。おはよう!!サッカー部はうちらだけだね」
敬「そうだな。まぁいいんじゃんか。それよりさ、可愛い奴いるかな?}
翔太「しらねーよ。自分で探してくれば」
敬「おう。じゃまた」

といって違う友達のところにいってしまった。やっぱり敬とはあんまり仲良くできそうもない。


そんなこんなしてると、だんだんと人が集まってきた。
~キーンコーンカーンコーン~

先生「おはよう!!私が担任の新井だ。よろしく」
朝のHRが始まった。


先生「・・・ではこれから1年間宜しくな。1時間目はRHRだからみんなで自己紹介とかするぞ」
生徒「え~めんどくせー」
先生「なんかかんがえておけよ。じゃ、朝のHRおわり」


後ろから声がかかった。
「おはよう。よろしくね。俺は正也いうから。」
翔太「おはよう。よろしくね」
正也「去年、体育一緒だったしょ?覚えてねー?」
翔太「あ、見たことはある(笑」
正也「だよね。話したことないもんな。まぁ席も後ろだし、よろしくね」
翔太「うん、宜しく」


そう、この正也が今後の重要パーソンになってくるなんて思いもしなかった。
ちなみに、正也は神が短髪でアッサリ顔。中学まではバレー部だったけど、高校は帰宅部。
普通な感じの高校生だ。



第2話に続く。

0 件のコメント:

コメントを投稿