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「第一章 出逢い」
~002話 出逢った事、偶然ではないよね~
正也と話をした。なんだかやっとこの空間に自分がいることを認められた気がした。
そんなことを考えていると、正也のところに一人男の子が近寄ってきた。
○○「またーおめーいんのかよ」
ちょっと高めの可愛い声だ。
正也「そうなった。宜しくね」
○○「宜しくねじゃねーし笑」
正也「あ、翔太?こいつは知ってる?」
といきなり話しかけてきた。俺は今気がついたふりをして後ろをそっと振り返った。
おれ「は、はじめまして」
やべー可愛い。。。つうか体育一緒だったから知ってる。たまに目で追ってたもんな。
○○「ども。俺哲司っていうよ」
おれ「翔太です。」
哲司「見たことある~。体育で一緒だったよね?」
覚えていてくれた。なんかそれだけで嬉しい。
おれ「そうだね。俺も見かけたこと何回もあるよ」
正也「隣のクラスだかんね。そらぁそうだわ。」
哲司「宜しくねん」
そういって哲司くんは自分の机に戻っていった。
…って斜め前ジャン。ラッキー???
多分自分の顔にやけていたと思う。
そっからは視界が広がったように教室全体が見えた。
バスケ部が多いなこの教室。
バスケ部=背が高い=頭があんまり良くない=でもスポーツ万能
みたいな図式がうちの学校にはあった。
もちろんイケメンと呼ぶにふさわしい人も何人かいた。
今考えると良いクラスに入れたんだと思う。
RHRも終わり、学校が終わる。
今日は部活も無いから久々に早く帰って家でごろごろしようとか考えて、自転車置き場にいった。
そこには、哲司が。
お互いに目があった。
ちょっと気まずい。そんな僕の気をよそに哲司がこっちに向かって歩いてきた。
哲司「あ、翔太くん。帰り?」
おれ「うん。今日は部活無いんだ」
哲司「そっか。サッカー部だっけ?俺帰宅部だからさ笑」
おれ「それはそれでいいよね。うやらましいよ」
哲司「そうでもないよ。結局仲良いやつみんな部活やってるし。家帰ってゲームするくらいしか」
そんな話をしたと思う。
でも俺と哲司は家が全くの逆。校門を出たらバイバイだった。
哲司「ね~アドレス交換しよ」
おれ「いいよ」
クラス替えをして初めてのアドレス交換。それが哲司だったなんてすごくうれしかった。
まぁその時は、何があるとか期待は全くしていなかったんだけど。
アドレスを交換して、お互い自転車に乗って家に帰った。
俺はメールを送るのも緊張してできなかった。
夜、風呂からあがり部屋に戻るとメールが来ている知らせが。
・・・哲司だ。
なんか緊張する。別に何があるってわけじゃないけどメールを開くのボタンがなかなか押せない。
勇気を振り絞ってメールをあける。もちろんたわいもないメール。
でも俺にはそれが嬉しかった。
明日からの学校生活がスンごく楽しくなったんだ。
それから一週間くらいだろうか。
毎日、毎時間話す仲になった。そして、正也も含め三人で哲司の家に泊まりに行くことにした。
部活をしているのは俺だけ。
たまたま日曜日は休みになったので、土曜の夕方くらいから遊ぼうということになった。
内心では、泊りということにテンションが上がりどうせなら二人が良かったななんて思ったりもしてしまった。
ここで哲司と俺の関係性がはっきりしていくことになる。
■ゲイにモテるゲイ
■キスの時、口臭きになりません?
第003話へ続く~
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